借入を検討している年金生活者は絶対に知っておくべき基礎知識!

お金は何歳になっても必要ですから、シニア層になった後もお金に困っている方はいらっしゃるでしょう。現役世代であれば、お金に困ったときは借入を利用という図式もあります。定年退職し、年金で暮らすようになった方であっても、変わらずその図式で考え、借入の利用を検討するのも当然ですよね。

また、近頃は大変便利なサービスもあります。カードローンと呼ばれる柔軟な借入スタイルがあり、先に行なわれる審査に通過すれば、以後はかなり自由に借入を利用することができます。

借金にはその都度審査が必要であった以前ならば考えられなかった柔軟さです。借金をするには苦労が絶えなかったシニア層にとっては、大変魅力的に思えるサービスとなるでしょう。カードローンは現在、さまざまな銀行や貸付業者が提供していますから、その中から好きなものを利用しようと考えている方もいらっしゃるでしょう。

ですがその前に、借入を利用する際の基礎知識について確認しておきましょう。年金生活者であれば、必ず必要になる確認事項があります。

実は、年金生活者が借入を利用できるかどうかは、カードローン会社の方針次第となるのです。

借入というのは、相手からお金を借りる行為ですよね。業者側から言えば、相手に自分のお金を貸しているわけです。そのような行為を成立させているのは、ひとえに「信用」だと言えるでしょう。

そのため、借入を利用する際は必ず信用が問われます。カードローンであっても、最初に行なわれる審査を通過しないことに話は始まりません。この審査を通過できず、サービスを利用できない方もたくさんいらっしゃいます。

信用が得られるかどうかを大きく左右するのは、申請者の収入状況です。収入が多くて安定しているほど、お金を返してもらえる可能性は高く、信用できると判断できるのです。

さて、年金で生活されている方がカードローンを利用するためには、この審査が現役世代以上の難関となるのです。

長年働いてきて、今は年金が支給されるまでになった方にとって、信用が得られにくいという状況を不愉快に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お金が関係する話ですのでどうしても基準がシビアにならざるをえないという事情があるのです。

年金生活者の中には、年金以外の収入源がないという方も珍しくありません。この場合、「毎月国から必ず支給される収入源があるのだから、安定した収入がある」と感じられるのも無理はないのですが、貸付側の審査において「年金は収入としてカウントしない」という方針が取られていることも珍しくないのです。

年金だけで生活されている方が、そのような方針をとっているカードローン会社を受けると、手続き上は「完全無収入」と見なされ、信用が得られずに審査を通過できないという結果に終わる可能性が非常に高いわけです。

このようなケースによって、年金生活者はカードローンを利用できないことが多いのです。

もしどうしても借入を利用したいのであれば、年金を収入として認めている業者を探すとよいでしょう。数は限られるものの、そういう業者は一定数存在します。ときにはシニア専用のプランが用意されていることもありますので、借入を利用したいときはそのような業者を探して利用を申し込むようにしましょう。

ただし、高齢になると死亡リスクも高まるため、貸付には慎重になる業者が多いのも事実です。なるべく借入を利用しない方法を考えることも現実的です。

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