カードローンが原因!?シュミレーションと審査結果のズレを解説します

自動車や住宅などの購入を考えるとき、ほとんどの方が取る方法といえば、「ローン」となるでしょう。住宅ローン、自動車ローンなどといった専用のローンが用意されていることもあるほど、ローンを組んでそれらの買い物を済ませる方法は一般的となっています。

それらのローンを利用する際には、避けて通れないのが「審査」です。ローンに審査は付き物であり、審査を通過できなければお金を借りることができず、自分が購入を考えている物を手に入れることもできなくなります。

審査とは何かというと、「この人に貸したお金はちゃんと返ってくるか?」ということが問われていると思って構いません。審査に落ちるというのは「この人にお金を貸すと返ってこない可能性が高い」と判断されたことを意味します。

審査を通過したいならば、基本的な社会的信用や経済力が重要になってきます。不安定な身分よりは安定的な職業に就いていたほうが有利ですし、年収や貯蓄が多いほど審査を通過しやすくなります。

また、自分のステータスと同時に、申し込んでいる借入のプランも重要です。自分の経済力や信用度がそこそこあったとしても、申し込んでいる借入額が高額である場合、審査を通過するために必要となるステータスのハードルが上ってしまい、落ちるということもあります。

そのため、自分のステータスに自信のない方にとって、余裕のある借入プランを申し込むというのが一つの方法です。これならば自分のステータスはそのままに、お金を借りることができますよね。

ところが、そのようなアプローチを考え、事前にローンのシュミレーションなどを駆使し、自分にとって余裕のある借入プランを算出したにも関わらず、審査に落ちるという不可解な事態を経験された方もいらっしゃるでしょう。その原因として、「カードローン」の存在が考えられます。

カードローンとは、事前審査さえ通過すれば、あとは審査なしでお金を借りられるようになるサービスです。利用には専用カードを使用し、ATMなどから借入が可能です。

これらのサービスを利用している場合、その他のローンに比べると比較的少額のローンになることが多いですが、現在借りている額もきっちりとカウントされることになります。自分では少額のつもりであっても、累計すると大きな額になっていることもあります。それらの額が、自分の基本的な返済能力から差し引かれることになりますから、信用を得られにくくなります。

また、現在はカードローンの借入を利用していなかったとしても、過去にカードローンによる借入の利用履歴があり、そこで返済を滞らせたことが一回でもあると、審査の通過が難しくなる傾向があります。お金が絡む話ですから、貸したお金が返ってこなくなるリスクについては相手もかなり神経質になっていると思っておきましょう。

さらに、たとえこれまでに返済を滞らせたことがなく、利用額も非常に少額のものであったとしても、借入回数があまりに頻繁に渡っていたりすると、基本的な信用自体を疑われる材料になることもあります。常に家計に自分のものではないキャッシュが入り込んでいる方は、やはり返済能力を疑われやすくなるのです。

カードローンの利用にこのような部分があると、シュミレーションでは余裕ある借入プランでも、審査で落とされることがあるのです。カードローンを利用している方で、その他のローンの利用も考えているのであれば、日頃のカードローンの使い方には注意しましょう。そして、シュミレーションの結果をあまり過信せず、余裕をもって審査を受けるようにしてください。

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